乳歯のむし歯に気を付けましょう。乳歯は、永久歯に比べてやわらかく酸に弱いため、むし歯になりやすく、エナメル質や象牙質に厚みがなく、むし歯になると一気に進行してしまいます。下記はむし歯がどのような要因によって発生するか分かりやすくした模式図です。
大切なお子さまの歯とお口の健康についてのよくある疑問や質問を成長段階に分けてご紹介します。どんな些細なお悩みでも構いませんので、気になる事がありましたらご相談下さい。
歯の基礎をつくる | たんぱく質:あじ、卵、牛乳、豆腐 |
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歯の石灰化を助ける | カルシウム:ひじき、チーズ、しらすぼし リン:米、牛肉、豚肉、卵 |
歯の表面のエナメル質をつくる | ビタミンA:豚、レバー、ほうれん草、にんじん |
歯の象牙質を作る | ビタミンC:ほうれん草、みかん、さつまいも |
カルシウムの代謝や石灰化に影響 | ビタミンD:バター、卵黄、牛乳 |
乳歯のむし歯に気を付けましょう。乳歯は、永久歯に比べてやわらかく酸に弱いため、むし歯になりやすく、エナメル質や象牙質に厚みがなく、むし歯になると一気に進行してしまいます。下記はむし歯がどのような要因によって発生するか分かりやすくした模式図です。
歯が萌え変わる時期です。個人差は1年ほどありますが早い子で4歳代から歯がグラグラし永久歯に萌え変わります。歯の萌え変わりの時期は歯磨きを痛がって嫌がる子は少なくありません。グラグラした歯の溝に食べかすがつまりむし歯になる事が多いです。歯の萌え変わり時期だからこそ、定期的に歯科医院でむし歯チェックとフッ素塗布をお勧めします。歯磨きのコツなどもお教えて致しますので、この時期は必ず受診をする事をお勧めします。
大切な歯、6歳臼歯!
6歳前後に乳歯の奥に最初に生えてくる永久歯を6歳臼歯(第1 大臼歯)と呼びます。やがて乳歯が抜け始め、この6歳臼歯が基準になって、順番に永久歯に代わっていきます。そのため6歳臼歯がむし歯になっていたりすると他の永久歯の歯並びや噛み合わせにまで影響します。それほど、6歳臼歯はとても大切な歯です。そして最もむし歯になりやすい歯でもあります。生えたばかりの歯は、歯の表面がやわらかく酸に侵されやすく、むし歯になりやすく、むし歯になりやすい理由はこの歯の生え方にあります。
6歳臼歯が顔をだしてからすっかり生え終わるまでには、約2年もかかります。また歯の噛み合わせの面にある溝が深く、汚れがつきやすい形になっています。しかも乳歯の奥に生えてくるので、保護者の方も子供自身も生え始めに気づかないこともあり、歯ブラシも 十分に届かないまま、何ヵ月かを過ごすことになります。まだまだ子供自身ではしっかりと磨けないこの時期は、甘いもののコントロールとともに、保護者の方が歯磨きをする事が重要です。また、もっとも酸に弱い生え始めに定期的にフッ素を塗ることは、この時期のむし歯予防に は非常に重要です。
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