【カテゴリ】こどものお話し
こんにちは
奈良市 学園前アップル歯科おとなこども矯正歯科の院長の三原広吏です。
今日は、とてもマニアックな肩甲骨と歯並びについてお話しします。
もちろん、歯並びの良し悪しが肩甲骨が関わっているから話します。
お子様のきれいな歯並びと
きれいな背中とつくるために
ぜひ知っておいてほしい「肩甲骨とお口のつながり」についてお話しします。
まず、私たちの体の不思議な構造についてお話しします。
人間の骨の多くは、関節としてガッチリつながっています。
でも「肩甲骨(背中の骨)」と
「下顎(あご)」そして、「舌の骨(舌骨)」は
どこにも固定されていない「宙に浮いた骨」なのです。
イメージしてみてください。
肩甲骨も顎も、周りの筋肉に吊り下げられている
「ブランコ」のようなものです。
ブランコを支える鎖(筋肉)の長さが左右で違ったり
片方がゆるんだりしていたら
座る位置はグラグラにズレてしまいますよね。
特に、
肩甲骨が背中から外に逃げて浮き上がってしまう
「翼状肩甲骨(よくじょうけんこうこつ)」
という状態になると、
その上にある首や頭、
そして顎のブランコまで
連鎖的にズレてしまいます。
なぜ、背中のズレがお口、すなわち歯並びに関わっているかというと
その理由は、
全身を包んでいる
「筋膜(きんまく)」=ファシアfasia
という組織にあります。
専門用語では
「アナトミートレイン」
と呼びますが、
これは足の裏から、お腹、背中、
そして喉の奥を通って「ベロ(舌)」や「顎」までつながっている
「全身タイツ」
のようなものです。
特に体の深いところを通る
「ディープ・フロント・ライン(DFL)」というタイツの筋道は
体の大事な芯(軸)になっています。
もし背中の
肩甲骨が
正しい位置にないと、
このタイツが変な方向に引っ張られ
、お口の中の「ベロ」まで正しい位置から引きずり下ろされてしまいます。
ベロが正しい場所にいないと、
顎が十分に広がらず、
結果として
「ガタガタの歯並び」
になってしまうのです。
この「背中の位置」や「姿勢」は、いつ決まるのでしょうか。 実は、言葉を話す前の**赤ちゃんの時期(1歳前後)**が勝負です。
赤ちゃんが一生懸命ハイハイをして、床を自分の腕でグッと押す。この動作を繰り返すことで、脳の中に**「APA(先行的随意的姿勢調節)」**というスイッチが入ります。
これは、何かをしようとする「直前」に、無意識に姿勢を整えてくれる**「自動準備システム」**のようなものです。 「さあ、動くぞ!」という瞬間に、脳が勝手に肩甲骨を下げ、頭の位置を正しい場所にセットしてくれる。このプログラムが赤ちゃんの時に正しく作られないと、大人になっても「頭が前に出る(FHP:頭部前方位)」という姿勢のクセがついてしまいます。
一度この「自動スイッチ」が間違った形で入ってしまうと、大きくなってから「姿勢を良くしなさい!」と注意しても、脳のプログラムを書き換えるのは至難の業なのです。
「歯並びが悪いだけなら、見た目を直せばいい」
と思われるかもしれません。
でも、
実はもっと深刻なのが
「自律神経」
への影響です。
肩甲骨が浮き
頭が前に出ると
肺を取り囲む「胸郭(きょうかく)」というカゴが狭くなり
呼吸が浅くなってしまいます。
浅い呼吸は、
体を緊張させる「交感神経」を優位にしてしまい
疲れやすい
イライラする
眠りが浅い
といった自律神経の乱れにつながるのです。
だからこそ
当院の矯正治療は
「ただ歯を並べる」
だけではありません。
矯正を通して、
顎の位置を整え、
肩甲骨の位置を整え、
結果として「深い呼吸」
ができる体、つまり自律神経が整う体を目指しています。
「うちの子、ハイハイが短かったかも……」 「いつも肩が上がって、口がぽかんと開いている気がする」
もしそんな不安があったら、ぜひ一度ご相談ください。 当院では、お子様が小さいうちから「正しい姿勢のスイッチ(APA)」を入れ直すためのサポートを行っています。
早いうちから肩甲骨の位置を整え、体づくりを意識した矯正を始めることで、将来的な苦痛や負担をぐっと減らすことができます。
きれいな歯並びの準備は、お口の中ではなく「背中」からも始まっています。 お子様のこれからの長い人生を、最高の笑顔と健康で過ごしていただくために。当院で、一緒に「一生モノの土台」を作っていきましょう!
まずは、お気軽に「矯正相談」から
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