【カテゴリ】お知らせ
こんにちは。学園前アップル歯科大人子供矯正歯科の院長、三原広吏です。
前回は、赤ちゃんの姿勢の土台(骨と筋肉のバランス)が1歳までに決まるという「姿勢発達」のお話をしました。
第2回となる今回は、「なぜ抱っこ紐が、姿勢だけでなく、子供の歯並びや足の変形にまで影響するのか」について具体的に解説します。
抱っこ紐を使うとき、赤ちゃんの股関節は大きく外側に開きますよね。 実は、小児整形や発達に深く関わっている専門家の間では、この「股関節を無理に広げる行為」は幼児の股関節脱臼などのリスクがあるため、抱っこ紐できるだけ避けるべきだと考えられています。
なので、抱っこ紐よりスリングやベビーカー、おんぶ紐を推奨しています。
姿勢において最も重要な土台は「骨盤」です。抱っこ紐によって骨盤が乱れると、下半身が乱れます。下半身が乱れれば、当然上半身も乱れます。 上半身が歪むと、今度は「頭の位置」がキープできずに前傾姿勢(ストレートネックのようになり、こけやすくなる原因)になってしまうのです。そして、頭の位置がズレると顎の位置もズレるため、結果として噛み合わせや歯並びがガタガタになり、「お口ぽかん(呼吸の乱れ)」に繋がってしまいます。
抱っこ紐でもう一つ注意していただきたいのが「首」です。 抱っこ紐をしているとき、ママやパパがおしゃべりやスマホに夢中になっていると、赤ちゃんの首が後ろに強く反ってしまっていることがあります。 背骨は26個の骨が繋がってできています。首が反ってそのバランスが1箇所でも乱れると、全身に悪影響を及ぼします。その代表例が、歯医者として見過ごせない「お口ぽかん(口が閉じられない状態)」です。
お口がいつも空いていると、生えてきた前歯が外側に押し出され、「出っ歯」になってしまいます。 よく「遺伝だから出っ歯になる」と思われがちですが、そうではありません。「口がいつも開いているから出っ歯になる」のです。つまり、口がしっかり閉じるようになれば、出っ歯は自然と改善していきます。
赤ちゃんの時期は骨も筋肉も非常に柔らかいため、一度変形して定着してしまうと、後から元に戻すのは大変な困難を伴います。
「大きくなってから姿勢を注意して直せばいい」と思うかもしれませんが、1歳前後の乳幼児はまだ脳の発達の段階として「自分の姿勢を認識してコントロールする」という学習能力が未成熟です。親がいくら直したくても、子供自身にその意識が育っていないため、後からの改善は非常に難しいのです。だからこそ、抱っこ紐は「一利なし(それほどリスクがある)」というくらいの危機感を持って、注意深く使っていただきたいのです。
また、特に足の変形は5歳までに骨の形がある程度決まってしまいます。それまでにしっかりとした足を育て、足のサイズに合った靴を選んであげることも、歯並びや全身の健康において非常に重要です。
当院が取り組んでいる「赤ちゃん歯科」は、ただ虫歯を予防したり、歯石を取ったり、表面的な歯並びを直すだけの場所ではありません。
子供たちが本来持っている脳や体の力を100%引き出し、健やかに成長するための「人生における健康の土台」を支える場所です。
「うちの抱っこ紐の使い方は大丈夫かな?」 「正しい抱き方、寝かせ方、抱っこ紐の使い方を知りたい」
そう思われたら、ぜひ一度当院の「赤ちゃん歯科」へお越しください。
正しい抱っこ紐の使い方やお子さんの発達について、赤ちゃんの専門家である口育士(こういくし)が
サポート、支援させていただきます。
© apple dental clinic All Rights Reserved.