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子どもの歯並びと学力 ― 海外論文から考える「本当の意味」
こんにちは。
学園前アップル歯科おとなこども矯正歯科の院長の三原 広吏 です。
「歯並びは将来にどう影響しますか?」
保護者の方から、よくいただくご質問です。
特に、小学生の子供をもつお子さんであれば
学力や学校の成績を機にする時期ですよね・・・。
かくいう私も小学生をもつ子供としては賢くなってもらいたい
そういう思いで自分の子どもだけでなく、来院させる子どもたちにも
同じ想いです。
そこで、
今回は、海外で発表された2つの興味深い論文をもとに
歯並びと学業成績の関係について、できるだけ客観的にお伝えします。
■ 歯並びと学校成績の関連を調べた研究
まずご紹介するのは、モンゴルの学童767人を対象に行われた研究です。
▶ https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fdmed.2020.623768/full
この研究では、不正咬合(malocclusion)と学校成績(主要科目および教科別)との関係が分析されました。
結果として、
・不正咬合全体と、数学や理科などの主要科目との間に明確な関連はみられなかった
一方で
・歯の混雑(dental crowding)がある子どもでは、「体育」や「芸術」でやや低い傾向がみられた
と報告されています。
ここで大切なのは、この研究は「相関関係」を示したものであり、「因果関係」を証明したものではないという点です。
しかし同時に
歯列の状態が日常生活や身体活動の一部と何らかの関連を持つ可能性が示唆された、
という事実も見過ごせません。
■ 矯正の必要性と学力の関係
次にご紹介するのは、矯正治療の必要度と学業・心理面を調査した研究です。
▶ https://www.joralres.com/index.php/JOralRes/article/view/joralres.2019.016
この研究では、矯正が必要と判断された子どもと、そうでない子どもを比較し、学力や自己評価などが評価されました。
結果として、
・矯正治療の必要性そのものが、学力に直接影響を与えているという明確な証拠は得られなかった
と報告されています。
つまり、「歯並びが悪いから成績が下がる」と単純に言えるわけではありません。
■ それでも、子どもの歯並びが大切な理由
2つの研究は、矯正治療が学力を直接向上させると結論づけているわけではありません。
しかし、歯の重なり(叢生)や咬合の不安定さが、
・身体活動
・咀嚼機能
・見た目に対する自己評価
と関係しうる可能性は示されています。
歯並びは単なる「見た目」の問題ではありません。
咀嚼(噛む力)は消化を助けるだけでなく、顎の発達や口腔機能の成熟に関わります。
また、口元へのコンプレックスは、思春期以降の自己肯定感にも少なからず影響することがあります。
成長期の骨は発育途中にあり、
この時期に適切な咬合誘導や機能的なアプローチを行うことで、
・抜歯の可能性を減らせる場合がある
・骨格的なバランスを整えやすい
・将来の矯正負担を軽減できる
といった利点があります。
なにより、女性であれば唇の形態や鼻をキレイにしたい
と思いますよね。
■ 将来を見据えた選択
あごの形や、大きさは見た目でわかりにくい部分もあります。
その点、歯並びは見た目でわかりやすいですね。
ただ、
歯並びが学力を決めるわけではありません。
けれども、口腔機能(歯並び)を整えることは、お子さまが健やかに成長するための
土台を支え重要な要素になります。
賢い親御さんの特徴は
毎日の小さなことを積み重ねていたり
目に見えない投資を行っています。
そして、一番は将来を逆算した行動をとっています。
大切なのは、
正しい情報をもとに、将来を見据えて判断することです。
子どもの頃にしかできないことが当院で行なっているマイオブレイス矯正です。
学園前アップル歯科おとなこども矯正歯科では、
お子さまの成長段階や年齢、生活環境に合わせた、矯正治療をご提案しています。
お子さまの将来の選択肢を広げるために。
矯正を強くお勧めします。
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