【カテゴリ】こどものお話し
マイオブレイス治療とは
歯並びを悪くなる原因となる、呼吸やお口のまわりの筋肉からアプローチして
歯並びを治す治療法です。
今までの歯並び治療は、悪くなった歯並びを治して対処する治療が一般的ですが、
歯並びは治しても、保定装置(リティナー)という歯並びを固定する装置をずっとつけていないと元に戻ります。
それは、歯並びが悪くなる原因を取り除いていないからです。
保定装置(リテイナー)の装着期間は人により、元に戻りやすい方もいれば、元に戻りにくい方もおられます。
それを見極めたり、判断するのは基本的に難しいので、歯科医師の立場としては
(出来る限り、ずっとつけて下さい)と言うしかないのが本音です。
マイオブレイス治療は、子どもが対象で歯並びが悪くなる原因である、姿勢や食べ方、飲み方、呼吸、舌の位置、お口のまわりの筋肉のバランスなどがあげられます。
マイオブレイス治療は
呼吸であれば、口呼吸を鼻呼吸にしたり
姿勢を猫背から、まっすぐ骨盤で立つように指導したり、食べ方、飲み方、舌の位置が下がっている低位舌を改善して、本来の舌の位置(スポット)にもっていくように独自のトレーニングプログラムを用意しています。
矯正治療と聞くと、針金などのワイヤー(マルチブラケット治療)やマウスピース(急速拡大装置、緩徐拡大装置、ムーシールド、プレオルソ、マイオブレイス、T4K)などをつけて治すイメージがあるかと思いますが、それはあくまで歯並びにアプローチするもの。
一生つけているわけにいかないので、いつかはそれがなくても歯並びが悪くならない環境にするのが理想です。
マイオブレイス治療は、治すと言うより、その子自身の生きる力も育みます。
生きる力を育むとは、一体どういうことか?
生きる力は「呼吸」に関係しています。
呼吸が浅いと、睡眠不足や集中力に影響して、学力や日常のコミュニケーションにも影響してくる可能性があります。
呼吸は自律神経と深く関わっているため、
自律神経の乱れは自律神経失調症や規律性調整障害、うつ病などにもなってしまいます。
そうならないために早い時期から「呼吸」を意識して、改善することが重要です。
むし歯治療も、甘いものを食べたらむし歯になる
と言われていたように
歯並びも、口があいていたら歯並びが悪くなる 口を閉じて、お鼻で呼吸しなさい
ということが、基本です。
でも、歯並びはそんな簡単ではなく、それだけでは歯並びは治りません。
マウスピースとトレーニングの両輪で治っていきます。
子どもの歯並びも治して、将来の生きる力も育てたい。
そんな方は、このマイオブレイス治療がオススメです。
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