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むし歯や歯並びだけでなく、睡眠、離乳食、授乳にも関係する赤ちゃん歯科とは

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【カテゴリ】赤ちゃん歯科

赤ちゃん歯科とは

― すべては「呼吸」から始まる ―

私はいつもお母さんにお伝えしています。
虫歯も、歯並びも、姿勢も、すべては赤ちゃんから始まります。

そしてその中心にあるのが、**呼吸(Respiration)**です。

赤ちゃんのお口が「ぽかん」と開いている姿勢、いわゆる口唇閉鎖不全(Lip Incompetence)。この状態は見た目の問題だけではありません。口が閉じていないということは、**口呼吸(Oral Breathing)**になっている可能性が高いということです。

本来、人間の正常な呼吸は**鼻呼吸(Nasal Breathing)**です。鼻で呼吸することで、空気は加湿・加温・除菌され、体にとって理想的な状態で肺へ送られます。しかし口呼吸になると、乾燥した空気が直接のどへ入り、免疫機能が低下しやすくなります。

その結果――
・風邪をひきやすい
・アレルギー症状が悪化しやすい
・気管支炎を起こしやすい
・自律神経が乱れやすい
・夜泣きや睡眠の質の低下につながる

という全身への影響が出てきます。

さらに歯科的観点から見ると、口呼吸は重大です。
お口の中が乾燥すると唾液の自浄作用(Salivary Clearance)が低下します。唾液には抗菌作用や再石灰化作用がありますが、乾燥するとその機能が落ちます。するとう蝕(Dental Caries)=虫歯のリスクが高まります。

つまり――
口呼吸は虫歯のリスクファクターなのです。

そして呼吸は、歯並び(歯列=Dental Arch)とも深く関係しています。

口呼吸の子どもは、舌が低位(Low Tongue Posture)になります。舌が本来あるべき上顎に接していないと、上顎骨(Maxilla)の横方向の発育が不足します。その結果、歯が並ぶスペースが不足し、叢生(歯のガタガタ)や不正咬合へとつながります。

ここで思い出してほしいのが、赤ちゃんの運動発達です。

うつぶせ遊び、ずり這い、はいはい、高ばい。
これらは体幹(Core Stability)を育て、肩甲骨の安定、頚椎アライメントの正常化、骨盤の安定へとつながります。骨盤が安定すれば仙骨(Sacrum)が整い、頭位(Head Position)が安定します。頭位が安定すると顎位(Jaw Position)が整います。

顎位が整うと、舌位が整う。
舌位が整うと、鼻呼吸がしやすくなる。
鼻呼吸になると、自律神経が安定する。
自律神経が安定すると、睡眠が深くなる。

そして――
歯列が安定し、歯並びが整う。

すべては「つながっている」のです。

赤ちゃん歯科とは、単に虫歯を防ぐ場所ではありません。
赤ちゃん歯科とは、呼吸を整える場所です。
姿勢を整え、体の使い方を伝え、抱き方や寝かせ方を見直し、鼻呼吸へ導く場所です。

虫歯予防も、歯並び予防も、アレルギー体質の軽減も、夜泣きの改善も――
出発点は呼吸です。

私は歯科医師ですが、歯だけを診ているわけではありません。
赤ちゃんの「お口ぽかん」は、未来からのサインだと思っています。

お母さん。
赤ちゃんの呼吸を守ることは、未来の健康を守ることです。

虫歯も、歯並びも、全身の発育も――
すべては赤ちゃんから始まります。

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