【カテゴリ】むし歯
こんにちは、学園前アップルデンタルクリニックです。
当院では24時間インターネット予約が可能です。
この予約システムはイーパーク歯科という歯の事が詳しく分かるポータルサイトを利用した予約システムサイトでとても便利です(^^)
そのイーパーク歯科より、コラムのご紹介をしたいと思います。
「虫歯の神経を抜く」とは具体的にどういう治療?
一般的に「歯の神経」と呼ばれているのは、「歯髄(しずい)」という場所です。
これは、歯の内部にある「歯髄腔(しずいくう)」という場所にあります。
歯髄には、神経・血管などが含まれています。
神経を抜く場合、まずは虫歯を削り、歯髄を露出させます。
歯髄が出てきたら、「ファイル」と呼ばれる器具で除去していきます。
ファイルは「針の先端がヤスリ状になった道具」です。
上下に動かす「ファイリング」という動作で、歯の中身を掻き出すことができます。
歯は生きているので、内部には柔らかい組織があります。
柔らかい組織とは、「神経・血管など、歯を生かしておくための組織」のことです。
これが、一般に「歯の神経」と言われている「歯髄(しずい)」の正体です。
以上のことから、「虫歯の神経を抜く処置」は、「やむを得ず、歯を死なせる処置」ということになります。
神経を抜く処置のことを、正式名称で「抜髄(ばつずい)」と呼びます。
どんな状況だと神経を抜く必要がある?
なぜ、「歯を死なせる処置」が必要になるのでしょうか?
神経を抜く必要があるかどうかは、虫歯の進行度で判断します。
一般に「虫歯がどれくらい進んでいるか」は、「C1~C4」の4段階で示します。
C1:エナメル質う蝕(えなめるしつうしょく)
歯の表面にある、エナメル質が虫歯になった状態です。
エナメル質の厚さは「2.0~2.5mm」なので、表面だけの虫歯です。
痛みはありません。
C2:象牙質う蝕(ぞうげしつうしょく)
エナメル質を突破されて、象牙質が虫歯になった状態です。
冷たいもの・甘いものがしみることはありますが、何もしてないときは痛みません。
C3:歯髄の仮性露出(しずいのかせいろしゅつ)
象牙質も突破されて、虫歯菌が歯髄に達しています。
歯髄は炎症を起こし、「歯髄炎(しずいえん)」と呼ばれる状態になっています。
何もしていなくてもズキズキと痛むことがあり(※)、夜眠れないこともあります。
※なにもしなくても痛みを感じることを、自発痛と言います。
C4:残根(ざんこん)
歯髄が虫歯菌に殺されて、もう痛みは感じません。
歯の内部は虫歯菌の巣窟(そうくつ)になっていて、歯を救うのは困難な状態です。
続きは次回更新します☆
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